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冬の乾燥で気をつけたいお肌ケア ~ 保湿編 ~

冬はとにかく乾燥しますよね。
でも、湿度は50%もあるんですよね…何で?

冬のお肌のケアの基本は

  • 保湿
  • 洗浄
  • 紫外線対策

の3つです。

 

冬の空気はその中に抱えることが出来る水分(水蒸気)は少なく、
実際に抱えている水分量が少ないので乾燥しているんです。
だからお肌から水分を容赦なく奪っていくんです。
お肌には年中潤いが必要ですが、温かい季節と同じお手入れでは潤いが不足してしまうんです。

また、乾燥した空気には静電気を帯びたホコリやチリ等が
多くただよっており、お肌に付着しやすくたくさん付着しているんです。
温かい季節よりも丁寧な洗顔でお肌の清潔を保つことを意識しましょう。

冷たい空気によりお肌が荒れてバリア機能も低下気味。
紫外線対策もぬかりなくおこないましょう。

 

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生活環境で出来る対策

お風呂での対策

冬場のお風呂は、シャワーだけで済ます事はなかなか難しいですよね。
でも、多いみたいですね。冬でもシャワーで済ます人。
湯船に浸かってゆったりしたいもんです。

でも経験ございませんか?

湯船に浸かると、無性にかゆくなってしまうこと。
それ、お肌が乾燥しているからなんです。

お肌が乾燥していると、
角層や皮脂膜の状態が崩れ、刺激を受けやすい状態になっているからなんです。

熱いお湯はなれると気持ちがいいのですが、
かゆみを強めたり、皮脂を余分に落とし過ぎたりしますので、
ぬるめのお湯にゆっくり浸かるのがおすすめです。

ホホバオイルを浴槽に 5~10滴 ほどを垂らして入浴されると
乾燥肌改善の効果が期待できるんです。

当然ですが、水と油なので、混ざり合う事は無く水面に浮いてきます。
時々かき混ぜながら入って下さいね。

お湯に浸かるだけでお肌表面に被膜がまとわり、
入浴後の乾燥をやわらげる効果が期待できるんです。

 

無印良品 ホホバオイル 200ml

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  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

 ホホバオイルを初めてお使いになられる場合は、
お肌との相性を念のためお確かめくださいね。
相性が悪いのに、いきなりの全身に付着するのは恐ろしいですからね。 

冬のお肌が乾燥する理由と
お部屋を適切な温度と湿度に保つのが良い理由

冬の冷たい乾燥した空気は、その中に抱える水蒸気量が少ないので、
たくさんの水分を吸収できる状態になっています。

水蒸気量が少ない空気を暖房器具
で温度だけを上昇させると
温度が上がった空気は、更にたくさんの水分を吸収しようとします。
周辺の水分を吸収しようと、やる気満々の状態になるのです。

それに加えて、気温が下がると体が冷えて、
お肌の表面の温度も幾分か下がってしまいます。

お肌の温度が下がると皮脂の分泌量が少なくなります。
お肌のバリア要素として、お肌の内側の水分蒸発を防ぐ働きを持つ
皮脂と汗が混ざり合った皮脂膜も不足しがちとなります。

皮脂膜が少なくなった状態のお肌表面と、水分を吸収する気満々の空気により
お肌の水分は容赦なく奪われてしまうんです。

お肌からの水分の蒸発を防ぐには、温度管理だけではいけません。
空気に湿り気を加えることが必要なんです。
空気に湿り気を与えて、お肌から水分を奪う行為をやめさせるのです。
つまり、加湿が必要。

部屋を暖めながら、

  • 洗濯物を部屋干しする
  • 加湿器を使用する
  • 水を張った入れ物を置く

等で、湿度を上げる工夫をしましょう。

お部屋の温度を18~22℃ぐらいを目安に

湿度は50~60%を維持しましょう。

湿度が高すぎるとカビの発生の原因になります。
何事もほどほどが大切ですね。

スキンケアは適切に 念入りが仇となる場合も

スキンケアはどこに効いているの?

スキンケア…
お肌のお手入れですよね。
毎日欠かさずしているんですけど…

スキンケアアイテムによく記載されていますよね

"お肌の奥まで浸透 ※1”とか。

※1をたぐると、"角層まで” とか "角質層まで” とかが記載されています。

角層や角質層や角質は同一で、呼称の違いです。
角質層まで届くと言われれば、お肌の相当奥まで浸透してくれる感じがしますよね。

この角質層、実は、お肌表面からわずか 約0.01~0.03ミリの厚みの事なんです。
体の部位にもよりますが、10~20層の細胞の層で構成されています。
サランラップがだいたい0.01ミリなので約1~3枚分
角質層の厚みを、中を取って、0.02ミリとしましょう。

何をどう頑張ろうと、ラップ2枚分の厚みの、お肌の一番表面の角質層の為に、
私たちは大枚をはたいているのです。

書いていて、なんだか虚しく腹が立ってきて、少し否定的な記述になっていますが
お伝えしたいことはここから先なんです。

角質層をお手入れすると何がどうなって良くなるの?

角質層の細胞は細胞核を失った細胞なんです。 
血液を通して栄養成分が補給されることもありません。
死んだ細胞?
死んだ細胞にうん千円もする化粧水を⁈
万に近い美容液を⁈

文章で書くとほんと虚しくなってしまいます。

でも角質層の役割は凄いんです。
ちゃんと役割を果たしてくれてていれば。

たとえサランラップ2枚分の厚みしかなくても、
たとえ死んだ細胞の集まりであったとしても。

健全な角質層は、角質層と同じ厚みのプラスチックの膜と同じぐらいに、
水分を通しにくい能力を持っているそうなんです。
まさに、ラップそのものですね。

スキンケアは、たったラップ2枚分の厚みに、
幾重にも層になった死んだ?細胞層を健全に保つ為に行うのです。

角質層を健全に保つ事で、皮脂が表皮を覆い、更なるバリアとなって、
水分・脂質・天然保湿因子(NMF)が体から逃げ出すことを防いでくれます。

角質層には

  • NMFは角質層の細胞に蓄えられているんです。
  • 体温調節機能
  • 感覚を脳に伝える機能
  • 異物や細菌が体内に入る事を防ぐ機能

等が備わっています。とにかく凄い役割を果たしてくれています。
全身の約16%の皮膚が火傷を負うと致命傷になるというのはその為なんですね。

乾燥肌の角質層は、バリア機能が低下し、
10数層の細胞間のつながりが不完全でささくれた状態。
その隙間から水分・脂質・天然保湿因子(NMF)が逃げ出してしまうんです。

お肌の乾燥状態が続いてしまうと、
角質層の細胞そのものがNMFが少なく本来の機能を十分に備えていない
未熟な細胞が層となり乾燥が更に進む悪循環に。

若しくは

古くなった角質層が垢となって剥れ落ちずに積もった状態となり
毛穴が塞がれて十分な皮脂が表皮に分泌されず
皮脂膜が形成されずに乾燥が進んでしまう。

いずれにしても、お肌に保護膜を作って、一時的に守ってあげて、
お肌自身のバリア機能が回復するのを待つんです。

目指しているのは、役目を終えた角質層が、垢となってきれいに剥れ落ちてくれる状態を目指しているんです。
正常なターンオーバーが行われるお肌
をめざします。

適切なスキンケアって?

乾燥したお肌には潤いを化粧水でプラス。
そう考えるのは自然なことですよね。

でも、乾燥したお肌には効果が期待できないんです。あんまり。
ざるに水は溜まりませんよね。もれ放題です。
例えは極端ですが、ささくれた角質層は化粧水では蓋ができません。

ふやける程のパックも逆効果です。
ふやけたお肌からは
NMFや脂質が逃げ出しやすく、事実、逃げ出しているんです。

長い時間パックを貼り付けていると、より浸透する気がしますよね。
でも、浸透出来る厚みは、たったラップ2枚分。
浸透するのに、そんなに時間を必要としません。
ささくれたお肌ならなお更です。

スキンケアにおいても、やり過ぎは仇となってしまうんです。

究極のスキンケアは、お肌のターンオーバーに要する期間の約1か月の間、
適切に湿度管理された状況の中で、お肌の本来の機能を邪魔しない様に待つのです。
状態の良い角質層となりバリア機能も復活します。

あれもこれも塗る必要はありません。
化粧水で十分です。
生物が有する自己再生の機能はすばらしいんです。
傷すら治す力があるんですから。

でも、そんな事、現実的ではありません。

では、最適なスキンケアはどうすればいいのか!

これは申し訳ないのですが、人それぞれなんです。
お肌のコンディションは人それぞれ。

ここまでお読みいただいたあなたのお肌はどの様な状態ですか?

多くの方は、古い角質が垢となって剥れ落ちず
お肌の表面に残った角質肥厚の状態の方が多いと思われます。
皮脂の出口である毛穴が、古い角質で塞がれて皮脂の分泌が不足し、
十分な皮脂膜、つまりバリアの形成が不十分な状態なのではないでしょうか。

この様な状態を角質肥厚といい、
多くの方が知らずのうちに陥っているお肌トラブルの一つです。

角質肥厚に関しては、以前お伝えさせていただいたことがあります。
そちらを参考になさっていただければと思います。

cozy-converys.hatenablog.com

私が実践する基本をお伝えさせていただいています。
あくまでも参考程度になさってくださいね。

要は、あれこれとコスメを使わずにシンプルな用法が良いみたいに思います。

化粧水を与えたお肌に何で蓋をするか?
ここを探されるといいのかなと思います。

シンプルな馬油かホホバオイルでお試しになられませんか?
皮脂膜を一時的に補ってあげる意識でお始め下さい。
塗り過ぎはいけませんよ。
少量をまんべんなく塗り拡げましょう。

それともう一つ大切な事。
あれもこれもと、新しいアイテムは一度に使い始めないこと。
一つづつ、お肌との相性をお確かめ頂きながらお使いください。